
2007年1月22日 「遠い国」
日用品を買いすぎて、両手にくいこんだビニール袋を提げてバスを待つ。来ないなぁ。左側からバス停に歩いて来た老夫婦の一人が私の荷物にあたった。その拍子にあろうことか尻もちをつく。何のこれしきのこと。バスが来ない!それより立たなくちゃ。道路に続く空が夕焼け。「お母ちゃーん!」
老夫婦がおたおたして私の手をとる。
“Are you OK?”(大丈夫?)
“Don't worry. I am OK.”(ご心配には及ばない。)
OKでもないが、OKにしとくよ。バスの姿が見えた。夕焼けだったと思ったのは錯覚だった。灰色じゃん。
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